先輩インストラクターに聞け! ( トレーニングインストラクターA・Sさんの場合)
§ プロフィール
氏名:A・Sさん
職業:トレーニングインストラクター
§ インタビュー
Qいつ頃、何の資格を取得しましたか?
A
健康運動指導士 平成17年1月30日(第91回)
Qどのように勉強をおこないましたか?(おすすめの書籍、勉強期間)
A
書籍:フィットネス基礎理論、ザ・ワークブック、健康運動指導士テキスト
講習会が始まるまではテキストがなかったので「最新 フィットネス基礎理論」のテキストを読んで簡単にまとめていました。それと同時に「ザ・ワークブック」の問題集を少し行っていました。(10月~12月の講習だったのですが、9月位から始めました。)
10月に入って講習会が始まってからは、講習会のテキストを読んでマークをしたり、重重だと思われる部分をまとめて暗記できるようにしました。
11月の講習会では過去問が出回っていたので、そのころから過去問を見るようになりました。ただ、もらった内容の回答に不安があったので一緒に受講していた先輩と一緒ニ問題に対する解答が合っているのかを確認していきました。その、問題に対する解答を調べることがかなり良い勉強になりました。ただ単に、問題と解答を覚えていたのでは全く意味がなかったと思うのですが、調べることで数多くの疑問が出てきて更に調べるという事を繰り返し知識の幅が広がりました。かなり多くの問題を調べることで、問題の傾向も少しわかったような気がしました。ただ、過去問だけでは不安だったので同時進行でテキストをまとめる作業は行っていました。
12月は最終の講習会なので、講習会で言われた大切な部分は暗記するようにして、今までやってきたことを総復習して試験を受けました。
Q受講から試験、合格発表までの体験(会場の雰囲気、講義の感想、試験の様子)したことを教えてください。
A
受講していて思ったことは、年齢層や経歴が幅広いと感じました。私はスポーツクラブ関係に所属していたのですが、医者や保健師、栄養士などさまざまな業種の方が来ていて交流を深めることが出来てよかったです。
講義の感想としてはとても役に立つ話をしてくれる先生も居れば、全く関係のない話をしている先生も居たのでお金を払っていてこの程度の講義か・・・と思うこともありました。当時はほとんど知識がない状態だったので理解をすることが難しい先生もいました。(専門用語が多すぎて・・・)
後は、受講生の質問に対して曖昧な解答しか出来ない先生にはガックリしました。
3期にはいると講義の最中に過去問を勉強している人が多くて驚きました。そこまでしないと受からない試験なんだろうか?と思いました。そんな勉強方法で資格を取得して何の役に立つのだろうかという疑問を持っていた記憶があります。
試験の日は自分の誕生日だったのですごく良く覚えています。その日も午前中に授業があったので授業中に過去問を解いている人が多かったのが印象的です。テストは時間よりも早く退出する人が多かったのを覚えています。試験後にどんな問題が出ていたのかを紙に書いて提出した記憶があります。(誰かが過去問を作成するための資料となったようです。)
Qそして今、どのようにその資格を生かしていますか?
A
民間のスポーツクラブに就職しています。指定管理者制度に伴い、現在は区の施設に勤務しています。
去年まで配属されていた勤務地は高齢者の方が多く、生活習慣病(特に、肥満・高血圧・糖尿病の方が多く)にかかっているお客様が多かったのでかなり勉強したことが役に立ちました。病院や保健所から勧められて運動を始めるという方が多かったので運動を生活の一部にするための指導や、レッスンなどをしてきました。
現在も、新しい現場で若い人~高齢者を対象にトレーニングの指導やレッスンを行っています。
Qこれから資格取得を目指す後輩へのアドバイスなどあったら教えてください。
A
基礎を勉強するという意味ではお勧めの資格だと思います。金銭面や日数などを考えると本当に必要かどうかをしっかりと判断することが大切だと思います。更新するためにも費用はかかるし、講習会にもかかるので会社がバックアップしてくれるのならばいいと思うのですが、個人でお金を払っていく場合には本当にこの資格が役に立つかを判断してからの方が良いと思います。ただ、健康運動実践指導者をとるのであれば健康運動指導士にお金をかけた方が良いと思います。実践指導者はほとんど何も勉強しない状態で受けたのですが(学校の実習と重なっていて勉強できなかった)それでも受かってしまう資格でした。
Qその他
A
この資格を取っただけで満足するのではなく、この資格を基盤として更に勉強していくと良いと思いました。